丸紅、沖縄ツーリストを買収し訪日客誘致強化へ 2026年6月買収発表
丸紅、沖縄ツーリスト買収で訪日客誘致強化

丸紅は2日、那覇市に本拠を置く沖縄ツーリスト(OTS)を買収したと正式に発表した。同社のグローバルネットワークを最大限に活用し、インバウンド(訪日外国人客)の誘致を一段と強化する狙いがある。1日付でOTS株式の80%を取得しており、買収額は非公表とされている。

買収の背景と目的

OTSは1958年の創業以来、ツアー企画やレンタカー事業などを手がけてきた。沖縄県内の約600の観光関連事業者との強固なネットワークを有し、年間約20万人のインバウンド旅行者にサービスを提供している。売上高は100億円を超えると見られる。丸紅は今回の買収を通じて、OTSの持つ地域密着型の観光ノウハウと、自社の海外拠点網を融合させ、インバウンド市場での競争力を高める方針だ。

今後の展開

丸紅は米国で自動車リース・管理事業を展開する企業に出資しており、その知見をOTSに提供する計画だ。具体的には、レンタカーの調達や売却、オペレーションの効率化を進め、OTSの事業基盤を強化する。また、OTSの経営体制については、創業家出身の東良和会長と奥浜靖社長が引き続きその任に当たる。

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観光業界への影響

沖縄県は新型コロナウイルス禍からの回復途上にあり、インバウンド需要の取り込みが重要な課題となっている。丸紅の資本参加により、OTSは資金力と国際的な販路を獲得し、より多くの訪日客を沖縄に呼び込むことが期待される。一方で、地元観光事業者からは、大手商社の参入による競争激化を懸念する声も聞かれる。

丸紅は今後も、観光分野を成長戦略の一つとして位置づけ、国内外での事業拡大を目指す方針だ。

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