60年に1度の厄よけ秘術「丙午のおまじない」、奈良・吉野の大師山寺に350人参拝
60年に1度の厄よけ秘術「丙午のおまじない」、奈良・吉野の大師山寺に350人参拝

奈良県吉野町上市の大師山寺で1日、60年に1度の厄よけの秘術「丙午(ひのえうま)のおまじない」が執り行われ、全国から約350人の参拝者が訪れ、開運や厄除けを祈願した。

弘法大師空海から伝わる秘術

吉野山を望む山麓に位置する真言密教の祈とう寺である大師山寺には、この秘術が弘法大師空海から伝えられたという由緒がある。十干十二支の中で最も運気が強いとされる丙午の年、午の月、午の日に行われる習わしで、大塚知明住職(58)は、前回1966年の儀式について父である静遍貫主(85)から伝え聞き、同様の形で実施することにした。

参拝者の体験

本堂前の山道には長い行列ができた。参拝者は赤いタスキを掛け、目隠しをされた状態で、普賢菩薩の真言を唱えながら指で印を結び、僧侶に導かれて1人ずつ垂れ幕で仕切られた暗い本堂の内陣へと進んだ。大塚住職らから加持(まじない)を受けると、参拝者たちはすっきりとした表情で外陣に出てきた。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

エステサロンを経営する京都府宇治市の女性(50)は「お客さんの心もきれいにできたら」と初めて参拝。「目隠しをされると、お大師様に導かれているようだった」と感激の様子を見せた。大塚住職は「伝統を守ることで人が集まり、みんなが幸せになる」と感慨深く語った。なお、13日にも同様の儀式が予定されているが、すでに申し込みで埋まっているという。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ