【トロント(カナダ)=平沢祐】米大リーグは15日、各地で行われ、ドジャースの山本由伸はレッズ戦に先発し、7回1安打無失点の好投で14勝目(8敗)をマークした。スコアは4―0だった。
指揮官の言葉に応える好投
前夜の試合で、14季連続のポストシーズン進出を決めたドジャース。シャンパンで祝杯をあげた際、ロバーツ監督は「まだ最高の野球はできていない」と選手たちに呼びかけた。「ここからだ」と強調する指揮官の言葉に応えるように、山本が頼もしい姿を見せた。
立ち上がりは2者連続の四球。珍しく制球が定まらなかったが、ここで崩れないのが山本だ。感覚を探るように直球、スプリットなどを投じながら徐々に立て直し、初回を無失点でしのぐと、もう不安は感じさせない。9月好調のT・エルナンデスの2試合連続本塁打など援護も受けながら、被安打をわずか1本に抑えてアウトを重ねていった。
今季の安定感とQS達成
今季は試合前までの登板26試合のうち、6回以上を投げて自責点3以内に抑えるクオリティースタート(QS)の回数は、メジャー2位タイの「20」を数えた。この日も持ち前の修正力を発揮し、7三振を奪う好投でQSを達成。2週連続の対戦で攻略法を練っていたであろうレッズ打線を寄せつけなかった。
チームは試合前の時点で、ナ・リーグ西地区優勝へのマジックを「3」としていた。「10月をイメージしながら、1試合ずつ投げていく」と語るエースの力投で、次の節目がまた一歩近づいた。(森井智史)



