米大リーグのポストシーズンは、9月29日(日本時間30日)からのワイルドカード(WC)シリーズ(3回戦制)で幕を開けた。ポストシーズンには、アメリカン・リーグ(ア・リーグ)とナショナル・リーグ(ナ・リーグ)のそれぞれ6チームが出場し、4段階のシリーズを経て、ワールドチャンピオンが決まる。
レギュラーシーズンからポストシーズンへ
大リーグは、162試合に及ぶレギュラーシーズンで、各リーグの15チームが三つの地区(東・中・西)に分かれて地区優勝を争う。優勝チームに加え、2位以下のチームのうち勝率の高い3チームがワイルドカードを獲得し、各6チームがポストシーズンに出場する。
優勝チームのうち勝率の高い2チームがシードされ、他の4チームは1回戦に当たるWCシリーズから戦いを始める。大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希が所属するドジャースは、昨季はWCシリーズから戦ったが、今季は勝率で2番目となり、地区シリーズからの登場となる。
4段階のシリーズを勝ち抜く長丁場
WCシリーズを勝ち抜くと、5回戦制の地区シリーズ、7回戦制のリーグ優勝決定シリーズがあり、これを制したチームがリーグ王者に。そのリーグ王者同士がワールドシリーズでぶつかり、先に4勝した方がワールドチャンピオンとなる。
地区優勝できなくても、リーグ王者、そしてワールドチャンピオンになる道がある。日本のプロ野球のクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージのような「アドバンテージ」はない。ワールドシリーズを制覇して頂点を極めるためには、チームによっては、現地時間で9月末から10月末まで、最大22試合を行うという長丁場だ。
日本人選手の出場と注目カード
ワールドシリーズ3連覇を狙うドジャースはまず、3日(同4日)に始まる地区シリーズで、WCシリーズのブレーブス(東地区1位)-フィリーズ(東地区2位)の勝者と対戦する。
日本人選手は、昨年10月に右肘を手術してリハビリを行っているダルビッシュ有(パドレス)を除く多くの選手に出場の可能性がある。WCシリーズでは2カードで日本人選手が所属するチーム同士の対戦があり、ア・リーグでは、メジャー1年目で35本塁打を放った村上宗隆が所属するホワイトソックスが今井達也のアストロズと対戦。ナ・リーグでは鈴木誠也と今永昇太のカブスと、松井裕樹のパドレスが顔を合わせる。このほかア・リーグのWCシリーズでは、吉田正尚のレッドソックス(東地区3位)とヤンキース(同2位)がいきなり対戦する。