第79回秋季東海地区高校野球愛知県大会は27日、津球場公園内野球場で決勝が行われ、三重が宇治山田商に10-2でコールド勝ちし、2年連続24回目の優勝を果たした。
試合の展開
三重は2点を追う六回、失策から先頭打者が出塁すると、河口遼選手(2年)からの3連打で同点に追いついた。七回には無死満塁の好機で水野央清選手(2年)が2点適時二塁打を放って勝ち越しに成功。打者11人の猛攻で8点を挙げて突き放した。
宇治山田商の戦い
宇治山田商は先発・二ノ宮光平投手(2年)が五回まで被安打1と好投。一回に先制したが、計9三振と打線がつながらなかった。
宇治山田商・村田治樹監督は「先発の二ノ宮投手は完投する前提で送り出した。五回までは力のある投球だったが、七回は疲れからボールが浮いてしまった。六回の(内野手の)失策は大きかった。東海大会で二ノ宮投手を完投させるか、継投策を取るかは、大会までに判断したい」と話した。
水野選手の活躍
相手左腕の球威に押され、チームは中盤までフライによる凡退を重ねていた。沖田展男監督は「ボールの上を振っていこう」と指示を出した。
六回に同点に追いつくと、七回は3連打で無死満塁。千載一遇のチャンスに「左が得意な自分が決める」と2番打者として打席に立った。4球目、高めの直球を芯ではじくと、会心の当たりは左翼を越え、2点を勝ち越した。
今年は春夏連続で甲子園に出場し、大阪桐蔭や履正社など強豪校としのぎを削った。特に夏は1番打者として12打数6安打と活躍。二塁手として好守を連発したが、準々決勝の天理戦は自らの失策が失点につながるなどして敗れた。「来春の選抜で借りを返す。守備を鍛え直そう」と覚悟を決めた。
夏の甲子園では試合中に左手小指を負傷。痛みは引いたというが、この日も包帯を巻いて出場した。東海大会、明治神宮大会とも優勝を目標に掲げる。「守備では無失策、打撃では1番打者として安打を重ね、流れを呼び込みたい」。左打者が多いチームで、貴重な右打者として活躍を誓った。
両校と26日の3位決定戦で勝った近大高専の計3校は、10月17日に県内で開幕する東海大会に出場する。東海大会の組み合わせ抽選会は同6日に行われる。