愛知・名古屋アジア大会は27日、愛知県常滑市の県国際展示場でスケートボードの男女ストリート決勝を行い、女子は名古屋市出身の織田夢海選手(19、サンリオ)、男子は三重県四日市市出身の佐々木音憧選手(19)がともに銀メダルを獲得した。
織田選手、予選1位もランで出遅れ
予選を1位で通過した織田選手は、障害物のあるコースを自由に滑る「ラン」で1、2本目を失敗し、一時は最下位まで順位を落とした。失敗が許されない3本目は「すごく緊張した」というが、ミスなく滑り終えると、そっと拳を握りしめた。
一方、一発技の完成度を競う「トリック」では1本目から大技を成功。「地元の愛知、名古屋の皆さんに大技を見せることができてすごく良かった」と語り、着地後には両手を広げて笑顔を見せた。90.75点の高得点がアナウンスされると、観客席から大歓声が上がった。トリックは全選手中トップだったが、ランでの差が響き2位で競技を終えた。
試合後は「金メダルに届かず、すごく悔しい」と話す一方で、「次は世界選手権に向けて頑張りたい」と前を向いた。
佐々木選手、安定の滑りで表彰台
同じく予選1位で決勝に臨んだ佐々木選手は、ラン1本目にミスを出したものの、2本目は84.30点を記録。滑り終えると手をたたいてガッツポーズを見せた。予選時には「(会場が)広く時間配分が難しい」と感じていたが、「自分なりに良い流れでいけた」という。
トリックでも1本目で大技を決めると、再びガッツポーズが飛び出した。88.05点の高得点でトップに躍り出たが、3本目に追い抜かれて2位となった。
大会では「最近はまっている」という日本のレゲエを有線のイヤホンで聞きながらリラックスして臨み、「とりあえず表彰台」という目標も達成。「無事に上れて良かった」と安堵した。地元開催で応援ムード一色の会場について「海外の大会より日本人の観客が多く、声援が分かりやすく聞こえる」と話し、「知り合いも応援に来てくれた。めっちゃうれしかったです」と笑顔を見せた。