四国高校野球県予選は10月12日、県立春野球場で行われ、高知商が高知小津に3―2でサヨナラ勝ちし、3位で四国大会への出場を決めた。
試合経過と勝敗を分けた場面
高知商は四回、一死満塁の好機を作り、乾の適時打と白石の犠飛で2点を先制。同点で迎えた九回は内野安打などで二死満塁と攻め、深瀬の死球でサヨナラ勝ちを収めた。
高知小津は八回、高橋と尾崎の連続適時打で一度は同点に追いついたが、四国大会初出場はかなわなかった。
森田投手の快投と成長
高知商のエース・森田投手は直球にスローカーブ、スライダーを織り交ぜる投球術がさえ、129球を投げて完投し、勝利を呼び込んだ。八回に同点に追いつかれたが、九回のマウンドでは「いいボールは投げられている」と落ち着きを取り戻し、三者凡退に抑えて相手の勢いを断ち切った。
エースに指名されたのは8月に行われた新人戦初戦のわずか1週間前。「ホッとした反面、重い責任を感じた」と振り返る。それまでは力んで打たれることもあったが、「背番号1」を背負うようになると、「自分が抑えて勝ちたい」との思いが次第に強くなり、自信がついてきた。
四国大会への意気込み
大会を通じて「守備を信じて投げる力」も身に付いたという。四国大会に向け、「コントロールを意識し、全員で守り切って勝つ」と誓った。岡村英人監督は「ピンチでも普段通りの投球で助けられた」とねぎらった。