米大リーグは7日、ア・ナ両リーグで5回戦制の地区シリーズが行われ、ナ・リーグでは大谷翔平選手が所属するドジャース(西地区1位)が4―1でブレーブス(東地区1位)を破り、3勝1敗でリーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)進出を決めた。大谷選手は4番指名打者(DH)で出場し、3打数無安打だった。
大谷選手、四球と盗塁で存在感
不調でも、この地区シリーズで大谷選手が打線から外れた試合はない。ロバーツ監督は「ショウヘイはいるだけで相手にとって脅威になる」と語った。今季初の先発4番を任された試合は、言葉通りの展開となった。
1点を先制された直後の二回、先頭で打席に入った大谷選手はボール球に手を出すのをこらえ、四球を選んだ。試合前時点で98打席ノーアーチだったが、相手はやはり一発を警戒している。大谷選手が冷静にゾーンを見極めれば、こうした打席が増えるという。
チームは勝ち越し、リーグ優勝決定Sへ
左膝の負傷で本調子ではないとはいえ、塁に出れば足がある。T・エルナンデス選手の三振の間には二盗を決め、捕手からの送球がそれて三塁へ進んだ。その後、敵失により同点のホームを踏んだ。
次の打席で大谷選手が倒れると、敵地のファンから大歓声が起こった。周囲がいかに大谷選手を意識しているかを示すバロメーターだ。チームは七回にパヘス選手の2点打で勝ち越し、九回にはマンシー選手がダメ押しの本塁打を放った。大谷選手は打たずとも勝利に貢献し、リーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。
「今は我々が期待するレベルでも、彼(大谷選手)が自分に求めるレベルでもないが、彼の才能と姿勢を考えれば結果は出るはず」と指揮官は語った。次はバットで責任を果たしてくれるに違いない。
村上選手、ホワイトソックスは2勝1敗に
敵地で2連勝を飾り、シカゴの本拠地で第3戦を迎えたホワイトソックス。村上宗隆選手の快音も響かず、平日午後開始の試合でも4万人超で埋まったスタンドをため息が包んだ。
3番に座った村上選手は、一回無死一、二塁の好機で、100マイル(約161キロ)に迫る速球に空振り三振。3点を追う五回は同じく無死一、二塁で二ゴロに倒れ、走者は進めたものの、得点につながらなかった。
レギュラーシーズンの終盤、チームはすでにポストシーズン(PS)の戦いを見据えていた。「負けた時に次の試合でどうするかを考えながら、みんな過ごしていた」(村上選手)。地区シリーズ突破に王手をかけながら、PS初黒星となった今、その真価が問われる。チームも村上選手ももやもやを払い、次のステージへの切符をつかめるだろうか。