広島、4選手に戦力外通告 鈴木球団本部長「信頼関係を築くのは難しい」
広島、4選手に戦力外通告 鈴木本部長「信頼関係難しい」

プロ野球・広島は10月1日、小園海斗内野手(26)、矢野雅哉内野手(27)、田村俊介外野手(23)、前川誠太内野手(23)と来季の契約を結ばないと発表した。鈴木清明球団本部長が報道陣の取材に応じ、経緯や判断理由を説明した。

指定薬物問題が背景

矢野、前川の両選手は「ゾンビたばこ」と呼ばれる指定薬物「エトミデート」を巡って、9月に医薬品医療機器法違反容疑で書類送検されていた。また、小園、田村の両選手は、同法違反で逮捕・起訴されたゾンビたばこの売人と飲食店で一緒に写る写真が週刊誌で報じられていた。

球団本部長の説明

鈴木本部長は「本日、前川選手、田村選手、矢野選手、小室選手の4名に対して来年度の契約更新をしないという通知をしました。羽月元選手の逮捕以来、内部調査を続けてきましたけど、これまでエトミデート、いわゆるゾンビたばこを使用したという事実は我々が確認できておりません。その上で今回このような形になるのは、来季に向けて新井監督の下で一丸となって進むには、球団との信頼関係を築くことが難しいという判断で、今回通知をいたしました。それぞれみんな力のある選手なので、要するにそういうチャンスがあるなら、それは頑張ってほしいという形で送り出しました」と述べた。

信頼関係の難しさ

信頼関係を築くのが難しいと判断した理由については、「警察も捜査されて、一部そのような送致されている選手もいますし、週刊誌の、そのような報道もありますし、我々のヒアリング調査も進めながら、そういう今後について、来年……、信頼関係ちょっと難しいなと。一つ何か出てきた時、あ、この選手は大丈夫だともまだ言えないし、それもウソかどうかもわからないから。こういったことが今後、来年以降も続く可能性もあるんだったら、どこかできちっとした方がいいのかなって考えです。だからあくまで何か調査で彼らがそのような事実があったんだということはないです」と話した。

さらに、「我々も調査していますから。だからその調査で矛盾があったりすることもあるし、中身については申し上げませんけど、この4人に対しては仕方ないなという感じです。だから送致された人間2人に対しても結果が分からないわけだから、無実かもしれないし、その判断でなくて、我々が来季契約するっていうのは一般的に統一契約書もありますけど、スポーツマンシップとかフェアプレーだけでなくて、個人の活動においてもやっぱり国民の信頼を勝ち取るというか、模範たるべきという文言もあるように、その行動もやっぱりきちっと正していかなきゃいけないので、そういう判断に至ったということです」と説明した。

コンプライアンス違反や規律違反かと問われると、「違反とかそういうものではありません。だから判断の中にそういうものを入れて決断したということです」と答えた。