巨人・橋上監督代行がオーナー報告「激動に近い半年でした」
巨人・橋上監督代行がオーナー報告「激動に近い半年でした」

プロ野球巨人の橋上秀樹監督代行(60)は13日、東京都内で山口寿一オーナーに今季のシーズン報告を行った。

今季の結果と報告内容

レギュラーシーズンは最終盤まで阪神と優勝を争ったが、2位。クライマックスシリーズ(CS)は第1ステージで、3位のDeNAに2連敗して敗退した。橋上監督代行は今季限りで退任する見通しで、球団は新監督を選ぶ。

橋上監督代行は「代行として最低限の責任は果たせた。そこが一番安心しました」と報告。山口オーナーからは「色々あった中で、最後は残念でしたけれども、最後までやっていただいてありがとうございました」とねぎらわれたという。

チームの課題と就任経緯

チームの課題として挙がったのが長打力だった。本塁打はリーグ4位の103本。「今回のCSも含めて非常に大きなポイントになった。今後、勝ち進んでいくためには大事だと改めて感じるシーズンだった、と(オーナーから)話していただき、私もそう感じていました」と振り返った。

今年5月、阿部慎之助前監督が暴行容疑で現行犯逮捕(後に不起訴)されたことを受け、オフェンスチーフコーチから監督代行に就いた。

突然、NPB球団の現場トップを任されてからの月日を「激動に近い約半年でした」と表現した。

それでも、「一野球人としては貴重な経験。(監督代行を)やらせていただいたことには非常に感謝しています。改めて、読売巨人軍というチームがプロ野球界でどういう役割を担っているかを肌で感じ、痛感したシーズンでした」

指導者としての手応え

苦しかったことについて問われた際には、充実感を口にした。

「もちろん、いっぱい苦しいこともありました。ただ、野球界にいる人間としては、この上ない幸せ、やりがいを感じながらやらせていただいた。そちらの方が苦しみより多かった」

BCリーグ(当時)の新潟での監督経験はあったが、NPB球団で現場トップに立つのは初めてだった。

「注目度合い、ファンの方の熱量は、今までにないぐらいのものを感じながらの日々でした」と感謝した。

一方で、指導者として得たものもあった。経験の浅い若手を積極的に起用しながら、選手が力を発揮しやすい環境づくりを心がけた。

「読売巨人軍であっても、今の時代に求められる組織運営、指導というものに関しては、どこでも同じだと改めて感じました。今後もし何か指導することがあれば、今のスタイルが時代にフィットするんじゃないかと感じました」

若手への思いと今後

若手には、今季を一過性の経験にしてほしくないとの思いを口にした。

「今シーズンはレギュラーがあまり決まっていないということで、若い選手を使わざるを得ない、使いやすいチーム状態だった。経験したことだけで終わるのではなく、今後の何かにプラスにしてこその経験だと思う。そのことは強く望みたい」

自身の今後について、この日の報告では特に話題にならなかったという。

他球団から人事に関する話が来ているかと問われると、表情を崩した。

「多分、来ていても、『来ている』とは言わないですよね(笑)。来ていないですよ。さすがに言わないでしょ」

最後まで、いつもの「橋上スマイル」を貫いた。