阪神・佐藤輝明、三冠王獲得を恩師が祝福「人としても成長した」
阪神・佐藤輝明、三冠王獲得を恩師が祝福「人としても成長した」

今季、阪神タイガースをセントラル・リーグ優勝に導いた佐藤輝明内野手(27)が、球団では1985、86年のランディ・バースさん以来、日本選手では初めてとなる三冠王(打率、本塁打、打点)の称号を手にした。球史に名を刻むスラッガーに成長した姿に、恩師も祝福の声を送った。

大学時代の恩師が語る佐藤選手の素顔

8日に甲子園球場で行われた東京ヤクルトスワローズ戦に先発出場した佐藤選手は無安打に終わったが、ファンからは大きな声援が送られた。

兵庫・仁川学院高では甲子園大会に無縁で、3年夏は兵庫大会1回戦でコールド負けしていた。だが当時、近畿大硬式野球部監督だった田中秀昌さん(69)は、佐藤選手のスイングスピードやパワーを初めて見た時に「絶対プロに行く」と確信したという。

苦労を乗り越えて掴んだ三冠王

高校での実績が少なかったためスポーツ推薦は得られなかったが、田中さんが大学側に掛け合い、短期大学部へ入学、のちに近畿大へ編入した。

田中さんは「性格はマイペース。入学当初は遅刻も多かった」と振り返る。ただ、努力は怠らなかった。個人練習も鍛えるべき部分を自分で考えて取り組んだ。黙々とティー打撃をしたり、米大リーグの強打者の動画を見たりと、貪欲に成長しようという姿勢が印象に残った。

恩師の期待「このまま日本一になってほしい」

ドラフト1位でプロ入り後も、新人時代に59打席連続無安打を喫するなど壁にぶつかることはあったが、着実にレベルアップし、不動の4番としてチームを支えるまでになった。

進化を続ける教え子に、田中さんは「これだけ愛される選手になったのは、人としても成長したからだと思う。このまま日本一になってほしい」と期待を寄せた。