最大震度7を観測した7月の熊本地震で被災し、運休していた第3セクターの肥薩おれんじ鉄道(熊本県八代市)は13日、八代―肥後田浦駅間の約24キロで運行を再開し、地震発生から77日ぶりに全線が復旧した。これで、新幹線、在来線も含め、震災による鉄道の不通区間はすべて解消した。
全線復旧までの経緯
肥薩おれんじ鉄道は、八代市と鹿児島県薩摩川内市を結ぶ116.9キロ。地震で線路が変形するなどの被害が約100か所で確認され、一時は全線で運休した。順次復旧し、八代―肥後田浦駅間は12日まで代替バスで対応していた。
再開初日の様子
13日は八代駅から下り線の始発が発車。通学で利用する芦北高2年の生徒(16)は「生活に欠かせない存在が戻った」と喜んでいた。
他の路線の復旧状況
JR九州では、九州新幹線の熊本―新水俣駅間が9月18日、鹿児島線の宇土―八代駅間が今月10日に再開した。