竜王戦準々決勝、柵木五段が斎藤八段に勝利 盤面全体使う終盤
竜王戦準々決勝、柵木五段が斎藤八段に勝利

第39期竜王戦本戦準々決勝が行われ、柵木幹太五段が斎藤慎太郎八段を破った。盤面全体を使う終盤戦で、柵木五段が▲4四歩と決断し、勝利を収めた。

相掛かりの戦形に

対局は7月23日、関西将棋会館で行われた。大阪の最高気温は38度に達する酷暑の中、両対局者は早めに入室し、午前9時50分には対局準備を終えていた。

柵木五段の先手▲2六歩で始まり、両者が得意とする相掛かりに。端歩は9筋を先手のみが、1筋は互いに突き合う形となった。第1次駒組みが煮詰まり、戦いの火花が散る時が近づいていた。

柵木五段の強さ

柵木五段は今期の竜王戦で最も注目される棋士の一人で、前期から数えて竜王戦では15連勝を達成している。本人は「たくさん考えたいので持ち時間が長い方が好き。あまり緊張せず落ち着いて指せているが、さすがにちょっと運が良すぎると思うので地力を高めたい」とコメントした。

斎藤八段の△7三桂で前例がなくなり、比較的穏やかな進行に。後手は銀冠の形を目指し、「堅い玉形にして戦いたかった」としていた。

終盤は盤面全体を使う展開となり、柵木五段が▲4四歩と決断。そのまま勝利を収めた。