長崎県大村市が運営するボートレース大村が、全国24場の中で売り上げ日本一を6年連続で達成している。2025年度の売り上げは2068億円で過去最高を記録し、市への繰入金は市税収入を上回る。小中学校のエアコン設置や漁港の施設整備など、様々な分野に活用されている。
夜間のネット投票が好調を支える
好調な売り上げの背景には、夜間のインターネット投票が全国から大村に集中することが大きい。ナイターを実施するレース場は全国に7か所あり、終了時刻がより遅いミッドナイトレースは大村を含めて3か所しかない。3か所の開催日は中央団体が重ならないように調整しており、ミッドナイトの開催日は他のレース場の終了後、投票できるのが大村だけになる。
過去最高の売り上げと市への貢献
2025年度の売り上げは2068億円で過去最高を記録。2026年度見込みを含めて4年連続で150億円を市に繰り入れる。2025年度まで3年間の市税収入は最大でも138億円で、繰入額が上回っている。
赤字からの再建とナイター導入
大村ボートレース場は戦後間もない1952年に日本で初めてレースを開催したが、全国的な人気低迷などで1999年度からは6年連続で赤字を記録。周辺人口の少なさも影響して2003年度には売り上げが全国最下位に落ち込み、2002年度から6年間は市への繰入金がゼロになった。
市は経営再建計画を策定し、場外発売場を増やすなどして売り上げは徐々に回復。急伸したのは2018年のナイターレースの導入からで、導入前と比べ1日平均の売り上げが倍増した。コロナ禍では全国的にボートレースの売り上げが急増し、早期にナイターを始めていたことが功を奏した。



