バレー男子、フルセットで中国破り16年ぶり金へ…決勝でイランと対戦
バレー男子、フルセットで中国破り16年ぶり金へ…決勝でイランと対戦

愛知・名古屋アジア大会のバレーボール男子は2日、準決勝が行われ、日本は中国を3―2(23―25、25―22、25―18、19―25、15―13)のフルセットで下した。3日午後7時20分開始の決勝では、2010年広州大会以来16年ぶりとなるアジア大会金メダルをかけて、イランと対戦する。

第4セットの暗転から立て直す

「勝つことへのおそれを抱いたのか、負けることへの恐怖なのか。それは分からないが、若いチームなので、普通にあることだと認識している」とティリ監督が振り返ったのは、日本が2セットを連取して迎えた第4セットだ。好調だったそれまでの流れが一気に暗転し、ミスによる失点が相次いだ上、中国のブロックにはじき返される場面が連続。二桁のビハインドを追う展開となった。

ただ、「(逆転が)難しい点差だからといって流すのではなく、次のセットにつながる雰囲気をみんなで作ろうと話した」と大塚達宣(パワーバレー・ミラノ)。同セットの中盤以降は、甲斐優斗(大阪B)の連続サービスエースなどで追い上げのムードを作って6点差で終えると、続く第5セットでは粘る中国を振り切った。

決勝で待ち受けるイランとの因縁

試合を立て直して決勝への切符をつかんだ選手たちを、指揮官も「メンタルの強さ、難しい局面でも諦めない心、チームスピリッツが輝いた」と称賛した。

アジア大会に若手主体のメンバーで臨んでいる日本とは違い、決勝で対戦するイランは今年9月のアジア選手権とほぼ同じ選手構成のチームだ。2028年のロサンゼルス五輪出場権をかけた同選手権の決勝では、フルメンバーの日本にストレート負けを喫しているだけに、大塚は「間違いなくリベンジという気持ちで来ると思うが、自分たちがそれ以上のエネルギーで上回っていきたい」と強調。ティリ監督も「勝つために。それだけを思って挑む」と力を込めた。