全国高校総体(インターハイ=読売新聞社共催)は1日、新たにソフトテニス女子とカヌー、弓道が始まり、計11競技が6府県で行われた。相撲個人戦では鳥取城北のサンチルガリデが初優勝し、高校横綱の栄冠を手にした。
決勝は取り直しを制す
中学3年でモンゴルから来日して4年目。「うれしい。一つの夢だった」と土俵上で涙を拭いながら振り返った。
重村との決勝は、一度は相手を土俵に転がしたものの取り直しに。それでも「集中していた」。右を差されたが「まわしを取れば何とかなる」との言葉通り、左上手をつかむと、1メートル90を超える長身に体重160キロ超という恵まれた体格を生かして力強く投げた。
基礎徹底で頂点へ
前年の個人戦は準決勝で敗れ、悔しい思いをした。この1年、すり足や四股などの基礎運動を徹底し、腰高になる癖を修正。この日の準々決勝では、昨年敗れた埼玉栄(埼玉)の永松慧悟(3年)を低い姿勢から寄り倒し、「あの一番で勢いに乗ることができた」。そのまま頂点へと駆け上がった。
目標は団体と2冠
一つの夢をかなえたが、「喜ぶのは今だけ」とすぐに表情を引き締めた。あくまでも目標は団体と個人の2冠。「今日と同じように前に出る相撲で団体を連覇したい」と力を込めた。



