中西麻耶選手が現役最後の跳躍、涙の引退「幸せな競技人生だった」秋季陸上8位
中西麻耶選手が現役最後の跳躍、涙の引退 秋季陸上8位

今季限りで現役を引退することを表明していた陸上女子走り幅跳びの中西麻耶選手(41)が3日、大分市のジェイリースタジアムで開かれた秋季陸上競技大会に出場し、8位で現役を終えた。

5大会連続パラリンピック出場の選手が最後の跳躍

中西選手は大分県由布市出身で、パラリンピック5大会連続出場を果たした。

今大会の共通女子走り幅跳びには高校生や大学生ら14人がエントリー。中西選手は2回目の跳躍で4メートル69を出し、3回目までで7位となり、4回目以降は上位8人で競った。

「幸せな競技人生だった」と涙、観客の拍手に包まれる

最後の跳躍となった6回目の前には、「たくさんの人が集まってくれて幸せな競技人生だった」と感じ、自然と涙が出たという。観客席からリズムの良い手拍子が続く中、体を大きく伸ばして跳び上がり、砂場に着地すると、大きな拍手に包まれた。記録は4メートル37で2回目の跳躍を超えることはできなかったが、観客らにお辞儀や手を上げて応えた。

友人らから花束を受け取ると、マイクを手に観客に向かって「この先どうなるのか分からないが、皆さんから頂いたご縁と恩をしっかりと返していけるように前向きに自分らしく道を切り開いていきたい」と感謝の思いを伝えた。

「解放感にあふれている」と笑顔で振り返る

その後の記者会見では、「納得のいく幸せな時間を過ごすことができた」と今大会を振り返り、引退について「『練習、これで間違っていないかな』と悩むこともしなくていい。解放感にあふれている」と語って笑顔を見せた。