山口瑠が決勝進出、アジア大会ボクシングで金狙う 岡沢は銅
山口瑠が決勝進出、アジア大会ボクシングで金狙う 岡沢は銅

愛知・名古屋アジア大会のボクシングは9月30日、男女各階級の準決勝が行われた。日本勢は男子55キロ級の山口瑠(駒大)が5-0でモンゴル選手に完勝し、決勝進出を決めて銀メダル以上を確定させた。一方、前回杭州大会に続く連覇を目指した男子70キロ級の岡沢セオン(INSPA)は0-3でヨルダン選手に敗れ、3位決定戦がないため銅メダルが決まった。

山口、圧倒的な内容で決勝へ

「目標は金メダル」と公言してアジア大会に臨んだ山口は、ジャッジ5人が全3ラウンドで優勢の採点を付けるなど、試合内容で相手を圧倒した。「終始落ち着いて、周りやセコンドの声も聞こえていた」と振り返った通り、相手の動きを見極めて的確なカウンターを放つなど、有効打の数で優位に立った。

元々の主戦場は51キロ級だったが、2028年のロサンゼルス五輪を見据えて、五輪実施階級の55キロ級に階級を上げた22歳。今大会でも「今の体重はたぶん51キロ前後だと思う。まだ全然できていないので、(ロス五輪までの)あと2年ぐらいで、もっといい体、ベストの状態を作っていきたい」と語った通り、階級に合わせた体作りはまだ途上の段階だ。ただ、そんな状態でも既に世界ランキングは同級2位。今後の伸びしろにも期待がかかる。

岡沢、接戦を落とし銅メダル

10月2日の決勝に向けては「こんな大きい舞台に運良く出させてもらっている。大学生活の最後に花を咲かせたいなと思う」と金メダルへの意気込みを見せた。

一方、岡沢は警告による減点1を除くと、ジャッジ5人のうち3人が相手選手、2人が岡沢を優勢とする判断で割れる接戦となり「渋いですね」と苦い表情。「かなりいい形で試合を進めて、自分のやりたいことは全部やれたつもりだった」と振り返ったが、「もう1回ちゃんと(試合映像を)見返して、何が足りなかったのか見ないといけない」と語った。