19日(日本時間20日)に行われるサッカーワールドカップ決勝は、ニューヨーク・ニュージャージー競技場で開催される。スペインとアルゼンチンの両チームとも、今大会初めて同競技場のピッチに立つことになる。しかし、これまで同スタジアムで試合を行ったチームの選手や監督からは、芝の状態について「硬い」との懸念の声が上がっている。
NFLスタジアムの人工芝から張り替え
米国内の11のW杯開催競技場はすべて、米プロフットボールNFLのチームが本拠地として使用しており、普段は人工芝のスタジアムも多い。W杯開催にあたっては、国際サッカー連盟(FIFA)の要件に沿った天然芝に張り替えられている。ロイター通信によると、ニューヨーク・ニュージャージー競技場には、南部ノースカロライナ州で生育された芝が運び込まれた。この芝は、人工繊維が埋め込まれた「ハイブリッド芝」と呼ばれるタイプで、一般的になりつつあり、傷みにくい特長を持つとされる。
選手・監督から「硬い」「筋肉に負担」の声
同競技場で試合をしたフランス代表のアドリアン・ラビオ選手は、「人工芝のようだった。硬くて、柔軟性がない」と指摘。ディディエ・デシャン監督も「選手の筋肉に負担を強いるものだった」と懸念を口にしていた。
世界一を決める舞台の芝の質について、FIFAは問題がないとの立場を取っている。決勝戦では、両チームとも初めてのピッチとなるため、芝の状態が試合の展開にどのような影響を与えるか注目される。(共同=大沢祥平)



