インド・ニューデリー警察は18日、試験制度に抗議するため20日間にわたるハンガーストライキを行っていた活動家のソナム・ワンチュク氏(59)を、健康上の懸念から病院へ強制搬送した。ワンチュク氏は、医学部受験を巡る不正疑惑を理由にダルメンドラ・プラダン教育相の辞任を求め、6月28日から断食を続けていた。
抗議活動の背景と経過
ここ数週間、ニューデリーの抗議活動の拠点であるジャンタル・マンタルにある同氏のステージ周辺には、数百人の学生も加わっていたほか、オンラインで運動を展開する風刺政党「ゴキブリ人民党(CJP)」による抗議活動も組織されていた。当局は声明で、「高等裁判所の命令および、ソナム・ワンチュク氏の健康状態の悪化に伴う専門医の助言に基づき、必要な医療措置を受けさせるため、同氏を病院に搬送した」と述べた。声明はさらに、「命令に従う際、抗議者らが妨害を試み、それによって軽い混乱が生じた」とした。
活動家のその後と新たな展開
ゴキブリ人民党創設者のアビジート・ディプケ氏は、ワンチュク氏が病院へ搬送された後、自身がこれから「無期限のハンガーストライキ」を開始すると表明した。ディプケ氏はジャンタル・マンタルの現場で、「政府は重大な過ちを犯した」と述べた。先月、試験問題の漏えいが広範な怒りを引き起こした後、以前の試験が中止され、220万人の医学生志望者が厳重な警備の下で再試験を受けた。競争率が極めて高いこの試験の不手際や、高校の試験における別件の採点トラブルは世論の反発を招き、若者による抗議活動に火をつけていた。



