サッカーワールドカップ(W杯)北中米大会は19日、米国ニューヨーク近郊でスペイン対アルゼンチンの決勝が行われ、大会史上初めてハーフタイムショーが実施される。国際サッカー連盟(FIFA)は、韓国出身の7人グループBTS、米国出身の歌手マドンナ、コロンビア出身の歌手シャキーラ、カナダ出身の歌手ジャスティン・ビーバーらが出演すると発表した。さらに、米国の教育番組「セサミストリート」のキャラクターも登場する予定だ。
FIFAの狙いと批判の声
FIFAはハーフタイムショーを通じて、教育財団への支援につなげる方針だ。この財団は世界中の子どもたちに教育やサッカーの機会を提供することを目的とし、1億ドル(約160億円)規模の基金を集める目標を掲げている。財団にはFIFAのインファンティノ会長や、米国トランプ前大統領の長女イバンカ・トランプ氏らが参加している。
しかし、この新たな試みにはサッカーファンから批判が強まっている。一部のファンは「W杯はサッカーを祝う場であり、派手なショーは不要」と指摘。また、FIFAの商業主義的な姿勢や、環境負荷の大きさを問題視する声も上がっている。
ハーフタイムショーの詳細
ハーフタイムショーは決勝戦の前半終了後の15分間に行われる。米メディア「ジ・アスレチック」によれば、演出には最新技術が用いられ、大規模なセットや照明が計画されているという。FIFAは「世界中のファンに忘れられない体験を提供する」とコメントしている。
一方で、W杯北中米大会自体も批判にさらされている。大会は「史上最も地球を汚染する」との指摘があり、インファンティノ会長の頻繁な飛行機移動も非難の対象となっている。また、決勝戦のスタジアム周辺では鉄道運賃が10倍以上に引き上げられ、観客から不満の声が上がっている。
今後の展望
ハーフタイムショーは、今後のW杯でも恒例化される可能性がある。FIFAは収益増加やブランド価値向上を期待しているが、サッカーの伝統を重視するファンとの間で溝が深まる恐れもある。専門家は「ショーとスポーツのバランスが問われる」と分析している。



