第103回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)の予選会が17日に行われ、東京都内に練習拠点を置く東京農業大が5位に入り、2年連続の本大会出場を決めた。法政大が10位に滑り込み、箱根路への切符をつかんだ。
一方、3年ぶりの本大会出場を狙った国士舘大と明治大は、それぞれ11位と14位に終わった。
エース前田選手、日本人2位の走り
今年の本大会で総合18位に沈んだ東京農業大は、予選会で5位に入った。日本人選手の中で2位を記録したエースの前田和摩選手(4年)は、「良い状態で予選会を乗り越えられた」と安堵しつつ、「日本人トップには及ばなかった。本大会ではこの悔しさを晴らし、東農大に勢いをつける走りを見せたい」と話した。
前田選手は1年時の予選会で日本人トップ記録をマークし、10年ぶりの箱根出場に貢献した。だが、一昨年の予選会は肺気胸で欠場し、前回も直前に足を痛め、本来の調子を発揮できなかった。故障がちで練習と調整を繰り返していたため、筋力トレーニングを続けて故障を減らしてきた。
「エース頼み」脱却と監督の檄
チームも「エース頼み」から脱却した。栗本航希主将(同)は、「中間の層が記録を引き上げ、前田一人に任せる走りではなくなり、前田にも心の余裕が生まれたのでは」と語る。
この日は栗本主将が欠場したが、小指徹監督に「死ぬ気で走れ」と発破をかけられたチームは、昨年の予選会からタイムを26秒縮め、順位も一つ上げた。小指監督は「苦戦予想だったが、期待をいい意味で裏切ってよく走ってくれた」とねぎらった。