スカッシュ団体戦で県勢活躍、林・遠藤両選手が運営拠点から後進育成
スカッシュ団体戦で県勢活躍、林・遠藤両選手が運営拠点から後進育成

愛知・名古屋アジア大会(読売新聞社協賛)は28日、スカッシュの男女団体1次リーグが開幕した。日本代表は男子が香港に1―2で惜敗。女子はイランを3―0で下したが、インドに1―2で敗れた。

男子の香港戦には、さいたま市北区に練習拠点を置く林尚輝選手(30)と遠藤共峻選手(31)らが出場し、香港選手との間でほぼ拮抗した手に汗握る熱戦を繰り広げた。林選手は「今一度、士気を高め、全力でぶつかりたい」と次戦を見据えた。

二人の出会いとGreetings設立

林選手と遠藤選手は小学校の時、神奈川県のクラブで出会い、高校まで切磋琢磨し合った。ラケットで前方の壁に向かって球を打ち込み、跳ね返ってきた球を対戦相手が打ち返す競技。幅約6メートルのコートを素早く動き、ワンバウンド以内で打ち返せないと相手にポイントを取られてしまう。2人は「瞬時の駆け引き」に魅了された。

大学に進むと、白熱した試合やラケットさばきの技を紹介した動画などをSNSに投稿し、数万回再生されたものも。「教えてほしい」という声も届き、2人は「未来の選手を育てたい」との思いを強め、2018年に子ども向けに普及イベントを行う会社Greetingsを設立。2020年にはさいたま市北区に拠点を移し、練習施設の運営を始めた。

Greetings出身選手の活躍

現役選手から直接指導を受けられるとあって県内外から受講生が集まった。現在ハーバード大に通う牧野廉士選手(19)はその一人で、24日の男女混合ダブルス・マレーシア戦で奮戦した。

女子の緑川あかり選手(21)もGreetingsで学んだ一人だ。25日の女子個人準々決勝ではGreetingsの選手同士がぶつかるカードが組まれ、先輩格の渡辺聡美選手(27)がストレート勝ちした。渡辺選手は27日の個人戦で銅メダルを獲得。28日の団体戦では、素早い打球処理で相手を左右に揺さぶって鋭いスマッシュを繰り出し、奮闘した。

今後の展望

団体戦は予選を勝ち抜いた男女各8チームが30日の準々決勝に進む。