全国高校総体(インターハイ=読売新聞社共催)は30日、自転車競技の女子3000メートル個人追い抜き決勝で北桑田(京都)の塩貝穂佳(3年)が初優勝した。男子チームスプリントは松山学院(愛媛)がジュニア日本記録、高校記録で制した。
攻めのレースで勝利
決勝で最終組に登場した今春の選抜大会覇者、塩貝のラップタイムが表示されるたび、会場が沸いた。終盤はややペースが落ちたものの、同走選手との僅差の勝負を制した。暑さもあって安定感を欠く選手が多い中でも、1周31秒台のラップを淡々と刻んだ。「最後、もう一段ギアを上げるつもりだった」という理想の展開には持ち込めなかったが、最後まで攻めのレースを貫いた。
自転車一家で育つ
父親は自転車競技のアマチュア選手。自宅には専用のマシンが並び、自身も小学2年でロードバイクに乗っていた。友達と自転車で遊びに出かけるたび、「私の(自転車)にはカゴがないな」と不思議に思っていたという。高校で競技の世界に入り込んだのも自然な流れだった。
性分に合った種目
おっとりとした性格で、「(複数選手が同時に走って競う)『レース系』の種目が苦手」と笑う。2選手が反対の位置からスタートし、タイムを競うこの種目が性分にピタリと合った。1周の長さが違う複数の競技場に通い、どんな条件でも安定してラップを刻む走りを追い求めてきた。この種目の女子ジュニア日本記録保持者。同年代では突出した実力を持つが、ライバルと比べて軽いギアを使う。「重いギアを踏めればもっと上にいける」。ラップを刻むように、成長のペースを頭の中で描いている。
他競技の結果
ソフトボール女子決勝は千葉経大付(千葉)が花巻南(岩手)に2―0で勝ち、悪天候のため4校優勝だった2021年以来、3度目の優勝を果たした。陸上競技がスタート。サッカーは女子準決勝が行われ、十文字(東京)と藤枝順心(静岡)が決勝に進出した。



