元ラグビー日本代表のラファエレ・ティモシー(34)が30日、日本外国特派員協会で記者会見し、リーグワンの新たな選手登録制度について「日本のラグビーコミュニティーのために献身的に取り組んできた身としては、悲しみを覚える」と述べた。
新制度では、日本出身選手の出場機会を増やすため、日本で義務教育期間のうち6年以上を過ごした選手などに出場枠を設定。これに伴い、海外出身で日本代表資格を持つ選手の出場枠は狭まることになる。
公取委への訴えと裁判所の仮処分申請
海外出身で日本国籍を持つ選手27人は4月、この新制度が独占禁止法の「不公正な取引方法」に当たるとして、公正取引委員会に訴えた。一部選手は東京地裁に新制度の差し止めを求める仮処分も申し立てたという。
ラファエレの立場と懸念
サモア出身のラファエレは大学進学で来日し、現在はリーグワン1部のコベルコ神戸スティーラーズに所属。日本国籍を取得し、日本代表として28試合に出場したが、新制度では「代表出場30試合以上は例外」との条件を満たさず、日本出身選手の枠から外れる。
リーグ側が新制度導入の理由に選手育成を挙げている点については、「(日本の子どもたちが)外国出身選手が多いからラグビーをしたくなくなるとは考えにくい。動機づけを考えることや、適切なコーチングシステムが大事」と課題を指摘した。



