アジア大会競泳・光永翔音が日本新で金、野球から転向3年
競泳・光永翔音が日本新で金、野球から転向3年

愛知・名古屋アジア大会(読売新聞社協賛)は23日、競泳男子100メートルバタフライで光永翔音(中大)が日本新記録の50秒56で金メダルを獲得した。フェンシング女子フルーレ個人では上野優佳(エア・ウォーター)が優勝。ソフトテニスのシングルスで女子は天間麗奈(日体大)、男子は上松俊貴(NTT西日本)が頂点に立った。

競泳男子100バタ、光永が金・松元は銅

男子100メートルバタフライで光永が金、松元克央(ミツウロコ)は銅メダルを獲得した。女子100メートル平泳ぎの鈴木聡美(ミキハウス)と女子100メートル背泳ぎの白井璃緒(ミズノ)は銀メダル。混合400メートルメドレーリレーで日本(竹原、大橋、池江、池本)は2位だった。

野球やめ専念3年、日本新

高校球児でもあった未完の大器が、堂々の金メダルをつかんだ。男子100メートルバタフライ。身長1メートル91の恵まれた体格を持つ21歳の光永が、50秒56の日本新記録をたたき出した。力強く人さし指を突き上げ、ガッツポーズを何度も繰り返し、歓声を送るスタンドに笑顔で手を振った。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

50メートルのターンは0秒13差の2位で、水中から浮き上がるとトップに立ち、リードを保って終盤へ。「いつもよりもスパートをかけるのをちょっと遅くして、冷静に、85メートルを過ぎてからも落ち着いて泳げた」。ストローク数を抑え、最後まで乱れずにゴールした。

野球経験を胸に世界へ

東京・日大豊山高2年の時に100メートルバタフライで全国高校総体優勝。野球部にも所属し、3年夏は4番を務めた。甲子園につながる東東京大会での打席が、今も忘れられない。「あれ以上、緊張する場面はないと思っている。自分の一打席(の結果次第)で、みんなの夏を終わらせてしまう。ああいう経験が気持ちの部分で(競泳に)生きている」

中大進学を機にバットを置いた。競泳に専念して3年。「最終的には世界(五輪や世界選手権で金メダル)を取ると決めて、水泳の世界に飛び込んだ。常にトップを目指して頑張っていきたい」と語る。

前回大会金メダリストで、この日は3位に入って一緒に表彰台に上がった松元は「彼ならやってくれると思っていた。ああいう男が競泳の未来を支える」とたたえた。周囲に期待を抱かせるスケールの大きさが、何よりも光永の魅力だ。(帯津智昭)

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ