明大SO伊藤龍之介、途中出場で流れ変え筑波大戦勝利に貢献
明大SO伊藤龍之介、途中出場で流れ変え筑波大戦勝利

ラグビーの関東大学対抗戦は11日、栃木・足利グラウンドなどで4試合が行われ、昨季の大学王者・明大が筑波大に39―21で競り勝った。慶大は立大を、早大は青学大を、帝京大は日体大をそれぞれ破った。

途中出場の伊藤龍之介が流れを変える

対戦した筑波大の主将は試合後に「伊藤選手が入ったことで明治は流れに乗った」と率直に認めた。日本代表の司令塔を務める明大の伊藤龍之介が、途中出場で試合の流れを変えた。

0―14でリードを許していた前半30分ごろ、先発SOのけがで出番が巡ってきた。「こんなに早く出るとは思わなかった」という想定外の出場だったが、動じなかった。直後、キックキャッチから自ら走って好機を作り、テンポの良いパス回しで攻撃のリズムを生んだ。

5トライを引き出し最優秀選手に

チームは前半のうちに1トライを返し、後半はさらにギアを上げた。伊藤は味方の5トライを引き出し、自らはキックで計9得点。この試合の最優秀選手に選ばれた。

大学生ながら、2026年7月のイタリア戦で日本代表初出場を果たすと、8試合連続で先発している。この日もピッチに立っただけで歓声が上がった。「(期待されている)空気は感じた」と本人も振り返る。

それでも気負いすぎることなく、自然体でプレーできるのが強みだ。何より4年間を共に過ごしてきた仲間とプレーできるのが楽しかった。「1試合でも多く明治の試合に出たい。結果を出せてほっとしている」と語った。

日本代表合流へ

12日からは再び日本代表に合流し、24日のフィジー戦(東京・秩父宮ラグビー場)に向けて調整を進める。「まずはフィジーに勝つこと。それに個人としても成長して、来年のワールドカップに向けてアピールしたい。明治に還元できるものを少しでも吸収して帰ってきたい」と話した。

チームを勝たせる10番として、存在感を高め続けている。