サッカーのキリンカップ決勝は5日、東京・MUFGスタジアム(国立競技場)で行われ、日本がニュージーランドと対戦した。日本は上田綺世(リール)や久保建英(レアル・ソシエダード)が先発し、上田はこの試合で今シリーズ初先発となった。
前半28分に先制弾
上田は前半28分、右クロスに反応して左足で先制ゴールを決めた。この得点で国際Aマッチ通算得点を22に伸ばした。
「自分の選択がすべて結果につながっている」と自信をみなぎらせる上田。今夏にフランス1部リーグへ移籍し、元フランス代表で同国歴代2位の通算57得点を挙げたFWジルーとの定位置争いを展開。公式戦4試合で3得点と結果を残している。代表でも南米勢との3試合では全て途中出場で計3得点を挙げている。
「成長し続ける」という信念
「成長し続ける」を掲げる上田。法大時代の2019年6月、南米選手権でA代表デビューを果たしたが、決定機を何度も外し批判を受けた。それでも「ミスしてもトライした方が、何が足りないか見える」ときっぱり。成功と失敗を繰り返しながら地位を確立してきた。
若手や新戦力を「刺激し合えたら一番」と語る背番号18。意見を求められれば助言は惜しまないが、「数少ないチャンスをつかんでこそ残れる世界」とも話す。自身は世界を常に意識し「世界に通用することがアジアに通用しないわけじゃない」という信念が点取り屋を突き動かす。
アジア杯制覇への予行練習
引いて守り、長身FWを起点とするニュージーランドは日本が苦手とするタイプ。アジア・カップ制覇へ予行練習となる貴重な一戦に「チームとして結果を残せれば自信になる」と語った。頼りになる28歳が日本を引っ張る。