世界ボクシング評議会(WBC)バンタム級王者の井上拓真(大橋)が、27日にトヨタアリーナ東京で行われた同級1位・那須川天心(帝拳)との世界戦に3-0の判定で勝利し、2度目の防衛を果たした。
井上拓真、那須川天心を3-0で退ける
井上は那須川に対して判定で勝利し、ベルトを防衛。試合はフルラウンドに及ぶ接戦となったが、井上がジャッジ3人をすべて味方につけた。
松本流星、WBOミニマム級暫定王座を獲得
世界ボクシング機構(WBO)ミニマム級暫定王座決定戦では、1位の松本流星(帝拳)が2位ラッセル・アコスタ(メキシコ)に3-0の判定勝ちし、暫定ながら王座に返り咲いた。松本は世界ボクシング協会(WBA)ミニマム級王座を返上しており、今回WBOのベルトを手にした。
「マタドール(闘牛士)のようにいい感じでできた」と語った松本は、持ち前のスピードを生かして距離を保ちながら的確なボディー打撃でダメージを蓄積。中盤以降、相手が間合いを詰めても冷静さを失わず、判定勝利を収めた。
ただし、3月にWBA王座を初防衛した試合と同様にノックアウトはならず、「(相手の)気持ちを折るまであと少しとわかっていて、そこに持っていけなかったのが悔しい」と唇をかんだ。
松本は「またボクシングの幅を広げて、一番強いと思われるようなスーパーチャンピオンになりたい」とし、眼前の勝利に一喜一憂せず、さらなる高みを目指して精進を誓った。
西田凌佑と坪井智也は敗戦
国際ボクシング連盟(IBF)スーパーバンタム級暫定王座決定戦では、1位の西田凌佑(六島)が2位サム・グッドマン(豪)に0-3の判定で敗れ、2階級制覇を果たせなかった。また、WBCスーパーフライ級王座決定戦では1位の坪井智也(帝拳)が2位リカルド・マラジカ(南アフリカ)に1-2の判定で敗れた。