第103回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)の予選会が17日に行われ、法政大が10位で本大会出場を決めた。東京都内に練習拠点を置く東京農業大は5位につけた。一方、3年ぶりの本大会出場を狙った国士舘大と明治大は、それぞれ11位と14位に終わった。
昨年の悔しさを糧に結束
昨年の予選会で、わずか17秒差の11位に終わった法政大。選手らはこの日のレース後、祈るような気持ちで手を合わせ、結果発表を待った。出場圏ぎりぎりの10位で大学名がアナウンスされると、選手たちは「オッシャー」と雄たけびを上げて抱き合い、雪辱を果たした喜びを爆発させた。
昨年は11年ぶりに本大会出場を逃す、まさかの落選だった。坪田智夫監督は「一つ一つの積み重ねが17秒に表れた」と分析し、選手たちに「今変わらなければ、この先も負け続けるぞ」と奮起を促した。
全員で再び箱根へ
1、2年時に本大会で走ったエースの野田晶斗主将(4年)がチームをまとめ、練習でペースが遅れる選手がいれば、「みんなで箱根に行くんだろ」と鼓舞し合い、私生活が乱れている選手には学年に関係なく指摘し合った。全員が当事者意識を持つようになり、あの日の悔しさを糧に結束を強めた。
この日は、平井蒼大選手(同)と野田主将がチーム内で1、2位の好走を見せたほか、他の2~4年生も力走した。野田主将は「走った選手も走らなかった選手も、チーム全員でやるべきことを徹底してきた結果。通過できて本当によかった」と、うれし涙をぬぐった。