愛知・名古屋アジア競技大会は23日、名古屋市中区でハーフマラソン競歩を行った。熱戦を支えているのが、沿道の街路樹を飛び回るタカだ。カラスが落とすフンからコースを守るため、27日にあるマラソン競歩の直前までカラスを追い払い続ける。
官庁街の周回コースで鷹匠がタカを放つ
名古屋城にほど近い名古屋市中区の官庁街。東西を貫く通りには、愛知県警本部や名古屋地裁などが立ち並ぶ。ここを使う競歩の「愛知県庁・名古屋市役所周辺コース」は、1周1キロメートルの周回コース。23日のハーフマラソン競歩では、沿道のケヤキ並木から大きな声援が送られた。
ケヤキ並木を含む一帯は、多くのカラスが寝床にしている。レース前日の22日夕、カラスが巣に戻る時間をねらい、鷹匠の若山明由さん(59)がタカの「朝日」を連れてコースを歩き回っていた。
ライトで照らしてからタカを放つ手法
木やビルに止まるカラスをライトで照らし、「今からタカが行くぞ」とアピールしてから、木に向けてタカを放った。その姿を見たカラスが数百羽飛び立つ様子が確認された。
この対策は27日のマラソン競歩直前まで続けられ、選手が安心して競技に臨める環境を整える。



