競歩・山西利和、3度の警告で銀メダル 五輪頂点へ「未練がある」
競歩・山西利和、警告3度で銀 五輪頂点へ「未練がある」

愛知・名古屋アジア大会の陸上男子ハーフマラソン競歩で、世界記録保持者として挑んだ山西利和(愛知製鋼)が、警告3度を受けながらも銀メダルを獲得した。記録は1時間28分01秒だった。

序盤から警告、中盤に3度目

山西は序盤に、両足が空中に浮く「ロス・オブ・コンタクト」の警告を2度受けた。もう一度判定されると、ペナルティーとして2分間待機しなければならない状況だった。

山西は「明らかにここが悪い、という感覚はなかった」と振り返る。今大会の出場選手はわずか9人で、「集団が少なく、審判が多い。もしかしたら自分の認識と(審判の見方に)ズレがあったのかもしれない」と語った。明確な原因が分からないまま、中盤に3度目の警告カードが掲示され、優勝争いから後退した。

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代表の誇りを胸に2位を死守

レースに戻った後は、2位を守ることに思考を切り替えた。「これ(日本のユニホーム)を着ている以上は、出られない人の分まで、死守しなければならない」と話す。

4度目の警告は失格を意味する。そんな窮地で攻めの歩きをしても、記録が残らなければすべてが水の泡となる。自己ベストからは7分半ほど遅かったが、最後まで代表の誇りを忘れずにフィニッシュを迎えた。

五輪での金メダルへ「未練がある」

2度の世界選手権優勝を誇る30歳の山西は、昨年の東京大会では3度の警告が響いて28位に終わり、オリンピックではまだ金メダルがない。

「世界選手権やオリンピックの頂点は、譲れない。まだ未練がある」。表彰台の一番高いところから見る景色を求め、これからも競歩と向き合う。

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