愛知・名古屋アジア大会閉幕、日本は金83個で過去最多の2位
愛知・名古屋アジア大会閉幕 日本は金83個で過去最多

第20回アジア競技大会は4日、閉会式が名古屋市瑞穂公園陸上競技場(パロマ瑞穂スタジアム)で行われ、16日間の熱戦の幕を閉じた。45の国・地域と難民選手団を合わせ、過去最大規模の計1万5千人超が参加。愛知県内を中心に東京、静岡、岐阜、大阪の計54会場で43競技が行われた。

日本は金83個、総数269個で過去最多

日本は83個の金メダルを獲得し、中国に次ぐ2位。総メダル数は2位の269個で、同一大会ではともに過去最多となった。陸上では金メダル10個を含む計32個で、前回・中国杭州大会の17個(うち金メダル2個)を大きく上回った。水泳、スケートボード、eスポーツでは10代の活躍が目立った。

閉会式、秋篠宮ご夫妻も出席

午後6時から始まった閉会式には秋篠宮ご夫妻が出席。各国・地域の選手らが次々と入場し、スマートフォンを持って互いに記念撮影をし合うなどして健闘をたたえ合った。アジア・オリンピック評議会のシェイク・ジョアン会長は「アスリートの素晴らしいパフォーマンスで私たちを魅了してくれた。アジアの隅々まで響き渡るレガシーを築いてくれた」とあいさつし、閉会を宣言した。

開会式と同様、名古屋市出身の映画監督・堤幸彦氏が式典の総監督を務め、音と光による演出で会場を盛り上げた。聖火台の火がゆっくりと消え、閉幕した。

運営トラブル、経費は約3700億円に

大会では運営面のトラブルが目立った。ホッケー男子の韓国の試合で誤って北朝鮮の国歌を流し、大会組織委員会が謝罪。選手の送迎バスが来なかったり、行き先を間違ったりするなどの混乱もあった。

次の夏季大会は2030年に中東カタールのドーハで開催される。また、18日からは国内で初めてのアジアパラ競技大会が、24日まで愛知県内を中心に行われる。45カ国・地域から選手、役員ら最大4千人が参加する。

日本でのアジア大会は1994年の広島以来3回目。愛知・名古屋大会は2016年に開催が決まった。経費を抑えるため、愛知県や名古屋市などでつくる大会組織委員会は「持続可能な大会運営」をめざし、競技会場は主に既存施設を活用した。ただ、アジア・オリンピック評議会(OCA)の要請で競技が増え、物価高などもあり大会経費は増加。昨年12月時点の見込みで、開催決定時の3倍超となる約3700億円(アジアパラ大会を含む)に膨らんだ。