第108回全国高校野球選手権鳥取大会(県高野連など主催)は19日、鳥取市のヤマタスポーツパーク野球場で2回戦2試合が行われた。米子東は倉吉西・倉吉農・境港総合技術に五回コールド、米子西は米子高専に七回コールドで快勝し、それぞれ8強入りを決めた。21日には準々決勝2試合が同球場で行われる。(安宅一平、岡崎凌久)
米子東、猛攻で五回コールド勝ち
米子東は13-2で倉吉西・倉吉農・境港総合技術に五回コールド勝ちし、好発進した。初回、藤川の2点二塁打で先制。二回にも3得点し、三回には打者11人の猛攻で6点を加えて大勝した。倉吉西・倉吉農・境港総合技術は3点を追う二回、犠打などで2点を返したが、及ばなかった。
3校連合の主将「悔いはない」
「チーム一丸となり、点を返せた。悔いはない」。倉吉西・倉吉農・境港総合技術の主将矢田は試合後、振り返った。3校の連合で戦うことになった最後の夏。当初は意思疎通がうまくいかなかったが、部員の一人一人に声を掛けていくうちに、「みんながついてきてくれるようになった」と話す。相手の猛攻を受ける苦しい展開が続いたこの日も、捕手として、マウンドに何度も駆け寄り、投手に「試合を楽しもう」と声をかけ続けた。「下だけは向きたくなかった。最後まで前を向き、みんなとプレーできた」と笑顔で話し、球場を後にした。
米子西、打線つなぎ快勝
米子西は10-3で米子高専に七回コールド勝ち。三回、曽田の2点二塁打や出垣の適時三塁打などで5点を奪い、先制。四回に2点を追加し、六回には松本が3点本塁打を放ち、突き放した。米子高専は三回、上野の犠飛と岩田の適時打で2点を返した。六回にも得点したが、力尽きた。
米子高専・森、意地の初安打
米子高専は5点を追う三回、7番の森が指名打者として先頭打席に立った。「意地でも打つ」と粘った6球目、外角のストレートを打ち返し、チーム初安打となる内野安打を放った。その後も重盗などで三塁まで進み、後続の犠飛で生還した。1年生時から投手と右翼手を兼務していたが、今年6月の練習試合で右肘を痛め、今大会は指名打者として出場。チームに貢献したいと初安打で意地を見せたものの、満足な状態ではなく、試合後は「3年生を勝たせてあげたかった」と涙が止まらなかった。



