第108回全国高校野球選手権山梨大会は20日、甲府市の山日YBS球場で準決勝2試合が行われ、帝京三が昨夏王者の山梨学院を延長十回タイブレイクの末に5-4で破り、春夏通じて初の甲子園出場へ王手をかけた。東海大甲府は公立勢で唯一勝ち残った甲府工を下し、決勝に進出。決勝は22日に同球場で行われ、帝京三と東海大甲府が対戦する。
帝京三、3時間超の激戦を制す
帝京三は1点を追う三回、適時打などで4点を挙げて逆転に成功。その後追いつかれたが、延長十回、代打・竹田の適時打で勝ち越した。七回から登板した今村裕星投手が無失点で抑え、3時間超に及ぶ激戦を制した。
山梨学院は二回、島田の適時打で先制。直後に逆転され、1点を追う延長十回に一死満塁としたが後続が断たれた。
今村裕星、無失点救援でチームを救う
1点リードで迎えた延長十回タイブレイクのマウンド。二死満塁で、一打サヨナラのピンチに外角低めのスライダーを投じ、相手打者を三振に仕留めた。今大会初の登板で、強豪・山梨学院を相手に好リリーフ。チームを決勝進出に導いた。
今村は4、5月の春季大会にも投手として登板し、準決勝ではマウンドに上がった直後から本塁打を許し、チームは敗れた。夏に向け、投球で左の股関節をうまく使えない弱点を改善するためのトレーニングに励んできたという。この日は七回から救援。テンポよく相手を打ち取るなどして無失点に抑えた。延長十回のマウンドでは2者連続の三振を奪う快投を見せた。
初の甲子園まであと1勝
初めての甲子園出場まであと1勝となった帝京三。今村は「決勝では力強い直球を投げ、変化球で空振りを取りたい」と自信を深めている。決勝では、3年ぶりの夏の甲子園出場を狙う東海大甲府と対戦する。



