第108回全国高校野球選手権和歌山大会は27日午前9時から、和歌山市の紀三井寺球場で決勝が行われる。初優勝を目指す耐久と3連覇が懸かる智弁和歌山の特徴やここまでの戦いぶりを紹介する。
耐久 初優勝へ打線好調
春の県大会で準優勝した耐久は、投打で活躍する野崎健友選手(3年)を中心にまとまり、初の決勝へ駆け上がった。
野崎選手は、最速148キロの直球を軸にスライダーやチェンジアップを投げ分ける。登板した3試合は全て先発し、24回を投げて4失点と好投。与四死球4と制球が安定している。
打撃でも野崎選手は、4試合で8安打7打点と奮闘。捕手の徳常隼士選手(3年)らとともに中軸を担い、チームは準決勝までの4試合で計39安打と打線が好調だ。野崎選手は「甲子園は行きたいという気持ちだけで出場できる場ではない。目の前の一戦に真剣に臨みたい」と意気込む。
2024年に春の甲子園に出場するなど近年、実力をつけてきたチームを率いる井原正善監督は「とにかくチャレンジ精神で選手らに思いきりプレーさせたい」と力を込めた。
智弁和歌山 V3へ1、2番安定
打線を看板に掲げる智弁和歌山は、準決勝まで8安打の長友悠成選手(2年)、7安打の荒井優聖選手(3年)の1、2番が安定している。ここまで4試合で計40安打と打線がつながっており、準決勝で和歌山工に八回コールド勝ちし、勢いに乗る。
投手陣は、140キロ台の直球に複数の変化球を織り交ぜるエース和気匠太選手(3年)を中心に4試合全てで継投し、選手層は厚い。複数の投手を侍ジャパンU―18(18歳以下)日本代表候補の捕手、山田凜虎選手(3年)が支える。
準々決勝の市和歌山戦で大会屈指の好投手、丹羽涼介選手(3年)を試合終盤に攻略するなど競り合う展開でも強さを発揮した。中谷仁監督は「耐久は良い投手がいるチーム。接戦になるのは想定できるので、どういう状況になっても勝ちきれるように準備したい」と話した。



