夏の高校野球県大会3回戦:日大三島が掛川東に快勝、16強出揃う
夏の高校野球県大会3回戦:日大三島が快勝、16強出揃う

夏の全国高校野球選手権静岡県大会は19日、3回戦の残り8試合が行われ、16強が出揃った。春の県大会4強の日大三島は掛川東を7-0で下し、危なげなく突破。春準優勝の浜松商は静清に5-4で競り勝った。4回戦は21日に行われる。

日大三島、初回の好守で流れを掴む

日大三島は初回、無死満塁のピンチを迎えた。相手の4番・浅田陽天選手(3年)に対し、右翼手の曽根壱哉選手(3年)が「俺のところに打たせろ」と声を張り上げると、打球は右翼への飛球に。曽根選手はこれを捕球後、すぐさま本塁へ送球し、タッチアップした三塁走者を刺す好プレーを見せた。後続も抑え、無失点で切り抜けた。

その裏、日大三島は二死から3番・曽根選手が右前打で出塁し、直後に二盗。5番・川原悠太選手(3年)の右前適時打で先制し、流れを掴んだ。その後も四回に3点を追加し、七回には一死三塁から代打・窪田泰伸主将(3年)の右犠飛で三塁走者が生還し、ダメ押しした。永田裕治監督は「(初回の守備で)勝負が変わった」と振り返った。

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浜松商、杉山選手の同点打で粘り勝ち

浜松商は静清との接戦を制した。一回一死一、三塁の好機で、4番・杉山諄選手(3年)が同点に追いつく適時打を放った。杉山選手は昨秋から4番を務め、春は準優勝したが、「思ったより結果が出ずにチームに助けられた。今度は自分が勝たせたい」と打撃練習に取り組んできた。戸塚和也監督は「(杉山選手の活躍は)期待通りだった」と評価。杉山選手は「技術を向上させて甲子園へ行きたい」と意気込んだ。

浜松市立・徳田投手、けん制でピンチ脱出

浜松市立の徳田雄亮投手(3年)は二回二死二塁の場面で、二塁けん制で走者を刺す好プレーを見せた。マウンドから遊撃手のサインを受け、捕手・金原檜選手(2年)からの送球指示に従い振り向いて送球。遊撃手のグラブが相手走者に触れアウトを奪い、徳田投手は雄たけびを上げた。チームは「守り勝つ」スタイルを掲げ、二塁けん制の練習に力を入れてきた。山本浩正監督は「冷静にランナーの動きを見ていた」と称賛。また、猛暑対策として厚手のジャンパーを着て走り込む「暑熱順化」練習も敢行し、成果を挙げた。

藤枝西、11人で奮闘もコールド負け

シード校の常葉大菊川と対戦した藤枝西は、部員わずか11人で戦い抜いたが、コールド負けを喫した。今春の新入部員は0人だったが、部員たちは「監督にじっくり見てもらえる」と前向きに取り組んできた。2番手で登板した池谷悠吾投手(3年)は「全力で投げ切れた。11人で3回戦まで勝ち上がれて、力を示せた」と語った。

加藤学園、初回スクイズで快勝

加藤学園は初回のスクイズで勢いに乗り、浜松市立を10-0の五回コールドで下した。先発の宮崎煌也投手(3年)が初回を三者凡退に抑えると、その裏に1番・神山飛祐選手(3年)が内野安打で出塁。その後、一死満塁からスクイズを決行し、相手守備の乱れを二塁走者・関未来翔主将(3年)が見逃さず、三塁走者に続いてホームインし、2点を奪った。米山学監督は「先に点を取りたいところ、よく決めてくれた」とたたえた。

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