夏の高校野球愛知大会4回戦:東邦と至学館が勝利、刈谷北の好投も実らず
夏の高校野球愛知4回戦:東邦、至学館が勝利

夏の甲子園への切符をかけた第108回全国高校野球選手権愛知大会の4回戦が19日、愛知県内各地の球場で行われた。中京大中京が岡崎北を8-0で下し、東邦は刈谷北を1-0、至学館は成章を9-2で破った。21日には4球場で8試合が予定されている。

東邦、接戦制す 刈谷北・出雲投手の好投実らず

東邦対刈谷北は、両チームの投手戦となった。0-0で迎えた九回、東邦が二死から連打で一、三塁のチャンスを作ると、刈谷北の出雲暖人投手(3年)はノーボール2ストライクからアウトコースを狙った直球が甘く内側に入り、はじき返されて右前適時打を許した。この1点が決勝点となり、東邦が1-0で勝利した。

出雲投手は1年生から公式戦で経験を積み、昨夏の県大会4回戦で中京大中京を相手に1失点に抑えて注目を集めた。対戦打者の癖を見抜く観察力が持ち味で、東邦戦でも前の試合のビデオを分析し、打てない球種とコースをすべてメモに起こして日比悠介監督と対策を練っていた。研究の成果でスコアに0を重ね、八回にはけん制で走者の逆を突いて翻弄し、自らのミスで招いたピンチも落ち着いた投球で三振を奪うなど、見事な投球を見せた。

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くしくも昨年と同じスコアでベスト32に終わり、マウンドに倒れ込んだ出雲投手に声をかけ、寄り添ったのはチームメートだった。「楽しい思い出が脳裏に浮かんだ。1年生の頃から経験を積めたことが成長につながった。感謝してもしきれない」と試合後に語り、涙をぬぐった。(池田浩隆)

愛知、好守で誠信を下す

愛知は誠信に3-1で勝利した。愛知の見田桜太捕手(3年)は初回にスクイズを阻み、五回には右翼からの返球をうまく捕球して得点を与えなかった。2回にわたる好守で守備の要としての役割を果たした。試合後、見田捕手は「練習の成果を発揮し、うまくカバーできた」と笑顔を見せ、「互いを信頼できるチーム。次の試合もみんなでつなぐ野球をしたい」と力を込めた。

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