第108回全国高校野球選手権佐賀大会は、第1シードの佐賀商が8年ぶり17度目の夏の甲子園出場を決めて閉幕した。36校が出場し、15日間の戦いを繰り広げた大会を振り返る。
佐賀商の堅守と投手陣の活躍
佐賀商は2回戦から登場し、全5試合を3失点以内に抑えた。エースの東條陽大投手(3年)は3試合に先発し、計24奪三振。うち2試合は完投し、優勝の功労者となった。今春の県高校野球連盟杯でエースを務めた溝口童夢投手(3年)も、今大会の初戦で先発し、完投した決勝は3安打1失点に抑えた。チーム全体としても堅守が光り、3試合を1失策以内に抑えた。
攻撃陣も着実に得点
攻撃では、安打や犠打に加え、四球で出塁する選球眼も生かし、着実に得点。5試合とも1番打者で出場した溝口選手が打率3割6分8厘の活躍を見せたほか、4試合連続安打の2番野口大総選手(2年)、チーム最多の5打点を挙げた5番立花孝紀選手(3年)も力を発揮した。
他校の好投手や打線の爆発
今大会では、佐賀商のほかにも、2024年の夏の甲子園を経験した有田工の田中来空投手(3年)、昨夏の初戦敗退から今大会は8強入りした嬉野の一ノ瀬啓士朗投手(3年)らが好投。1点を争う接戦が繰り広げられた一方、準々決勝で早稲田佐賀が第4シードの龍谷に11―4で勝利したほか、北陵が佐賀東に10―1でコールド勝ちするなど、打線の爆発もあった。
初導入の指名打者制度
また、今年は初めて夏の大会で指名打者(DH)制度が導入された。県高野連の尾崎将成理事長は「投手が投球に専念でき、長丁場での負担が明らかに軽減された。走力や守備力不足で代打しか選択肢がなかった強打者も出場機会が増え、選手の士気も上がったのではないか」と話した。



