第108回全国高校野球選手権岡山大会の決勝が27日午前10時から、倉敷市のマスカットスタジアムで行われる。参加58校54チームの頂点を決める一戦は、大会3連覇を狙う岡山学芸館と、5年ぶり12回目の優勝を目指す倉敷商が激突する。両校とも粘り強さが持ち味で、注目の対決となった。
倉敷商、磨いた打線で好機を狙う
倉敷商は26日午前9時から約3時間、同校グラウンドで最終調整を行った。野手陣はシートノックで守備を確認後、フリーバッティングで快音を響かせた。ここまで1本塁打を含む10安打の利川選手は「外野の間をライナーで抜く狙い通りの打球が多かった」と手応えを語り、「好機で打席が回って来たときに、一本出したい」と決意を示した。
投手陣は軽めのキャッチボールで調整。全試合に登板している2年生左腕・中村心投手は「テンポよく、三者凡退で抑えて、チームに流れを持ってくる投球をする」と気合を入れた。梶山和洋監督は岡山学芸館について「夏に一番必要な忍耐力、勝負強さを持っているチーム」と評価。平川主将は「相手は2年連続で優勝し、夏の勝ち方を知っているが、粘り負けしないようにしたい。野球を楽しんで、最後は甲子園に行く」と語った。
岡山学芸館、一戦必勝で闘志を燃やす
3年連続5回目の夏の甲子園を目指す岡山学芸館は、26日午後4時頃から約3時間、瀬戸内市の同校グラウンドで調整。準々決勝、準決勝ともに140球超で完投した主戦・田路投手はランニングなどでコンディションを整え、「昨日までの疲れはある」としながらも「投げろと言われた場面で腕を振る準備は出来ている」と闘志を燃やした。
打撃陣はノック後、ティーバッティングやフリーバッティングに取り組んだ。準決勝のおかやま山陽戦で四回に同点の適時三塁打を放った池本選手は「試合を重ねるごとに自分のスイングが出来ている。甲子園は意識しすぎず、目の前の試合に全力を尽くしたい」と話した。佐藤貴博監督は倉敷商について「思い切り良くバットを振り、隙を突いた走塁をしてくる」と警戒。行田主将は「今まで通り準備を大切にし、落ち着いて粘り強い試合をする。一戦必勝の思いで、みんなでいい顔をして野球をしたい」と語った。



