第108回全国高校野球選手権長崎大会は20日、長崎市の長崎県営野球場など2球場で準々決勝4試合が行われ、長崎日大が長崎工に4―3で逆転勝ちした。長崎工の坂下海太選手(3年)は投打にわたる活躍でチームを久々の8強に導いたが、終盤に逆転を許し、悔しさをにじませた。
坂下海太、投打でチームを牽引
坂下選手は今大会、初戦の島原工戦で三塁打を放ち、シード校の海星戦では適時三塁打を記録。投げては完投勝利を挙げるなど、チームの要として存在感を示してきた。この日は3番・指名打者で先発出場し、投手としてもマウンドに上がった。
2点を追う四回、先頭打者として打席に立つと、初球を捉えて左前安打を放った。「自分が流れをつけるという気持ちで打った」と振り返る。その後、後続の適時打や里選手の2点適時二塁打で逆転に成功した。
八回に逆転許す、涙の結末
八回からは投手として登板。先頭打者を打ち取ったものの、中学時代から何度も対戦してきた平野博裕選手との対戦で「知ってる相手に少し力んでしまった」と語り、4連打を浴びるなどして逆転を許した。九回には打席に立つ仲間に「まだ投げさせてほしい」とすがったが、三者凡退に終わり、涙をのんだ。
昨年の会長杯で疲労骨折し、回復に苦しんだ経験を持つ坂下選手。高比良俊作監督は「海星や長崎日大など強豪と渡り合えるチームに成長した」と評価する。坂下選手は大学でも野球を続け、さらなる飛躍を目指す。



