夏の高校野球県大会は21日、準々決勝2試合が県立敷島公園野球場で行われた。大会3連覇を狙う健大高崎が東農大二を、3年ぶりの甲子園出場を目指す前橋商が利根商をそれぞれ七回コールドで下し、準決勝進出を決めた。残りの準々決勝2試合は22日、同球場で行われる。
「つなぎの4番」が勝負強さ発揮
前橋商は「つなぎの4番」が2打数2安打、3打点と活躍。全体でも計13安打を放ち、手堅い野球が持ち味の利根商を下して準決勝進出を決めた。
同点の三回一死満塁。4番塚越瑛汰選手(3年)は、冨田裕紀監督の「直球を狙え」の指示通り、初球からバットを振った。低めの直球を「きれいに打てた」打球は右中間に鋭く飛び、勝ち越しの2点適時打に。チームを勢いづける貴重な追加点を挙げた。
4番の役割を自覚
春の県大会で初めて4番に座った塚越選手。起用された時は驚いたが、冨田監督から「4番をきどるな。つなげ」と言われ「気負うことは全くなくなった」。今では「僕は4番ではなく4番目の打者。長打を狙わずとにかくつなぐ」と役割を自覚し、2、3回戦は7打数4安打と打撃で貢献した。
一方、春の関東大会までは二塁手として出場していたが、初戦の拓大紅陵(千葉)戦で失策を連発。チームはサヨナラ勝ちしたものの「守備が少し怖くなった」。今大会は一塁手として出場し、より打撃に集中できるようになった。
この日の利根商戦は四回にスクイズも決めた。「もともと2番や3番を打っていた経験が生きた」と白い歯を見せた。準決勝に向けては、「投手のレベルが上がるが、今日みたいに打ちたい」。つなぐ意識でチームに貢献していく。



