駒大高・山本拓弥、由伸参考に無失点も敗戦「報われた」西東京大会準々決勝
駒大高・山本拓弥、由伸参考に無失点も敗戦

第108回全国高校野球選手権西東京大会は20日、神宮球場で準々決勝2試合が行われ、創価が駒大高を6―3で退け、2年ぶりの4強進出を果たした。創価は21日の準決勝に駒を進める。一方、敗れた駒大高のエース山本拓弥投手は、4回からリリーフし、5回を無失点に抑える好投を見せたが、チームの逆転には至らなかった。

ノーワインドアップ投法で3、4番から連続三振

6点リードされた四回表、背番号1の山本拓弥投手が今夏初めて神宮球場のマウンドに立った。振りかぶらずにグラブを胸の前で静止させる「ノーワインドアップ投法」は、米大リーグ・ドジャースの山本由伸投手をほうふつとさせる。一死二塁のピンチを迎えると、「これ以上流れを渡さない」とギアを上げ、3番、4番打者から連続三振を奪い、雄たけびを上げた。

その後も三塁を踏ませぬ圧巻の投球を披露。四回以降、相手打線を完全に封じ込めたが、打線の援護に恵まれず、敗戦となった。

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由伸投手の動画を全て視聴、独自トレーニング

山本投手は小学5年の時に右肘を故障。肘に負担をかけず、体全体を使った投げ方を模索する中で、山本由伸投手の投法にたどり着いた。高校入学後は、山本投手が実践するやり投げや体幹トレーニングを中心に、自分の体に合った投げ方を極めるために取り組んだ。「投げ方だけでなく、トレーニング法など山本投手が出てくるユーチューブの動画は全部見た」と語る。

川端教郎監督は「常に自分で考えて成長してきた。指導したことは一回もない」と評価する。球速は140キロ近くに達し、球威も増した。

「やってきたことが少しは報われた」と充実感

エースとして臨んだ夏、リリーフした初戦は延長戦の末に劇的勝利を呼び込み、早稲田実戦では先発して9回145球を投げ抜いた。この日は無失点投球を見せたが、勝ちにはつながらなかった。それでも山本投手は「信じてやってきたことが少しは報われたかな」と充実した表情を見せた。

なお、同日のもう一試合では八王子実践が佼成学園を5―2で破り、25年ぶりの4強進出を決めた。21日には西東京大会の準々決勝残り2試合が予定されている。

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