関商工の稲垣雄大選手(3年)は、準決勝で6点差がついた八回二死の場面で打席に入った。「自分が出塁したら流れが変わる。絶対このままで終わらせない」と考え、1ストライクからの2球目を強振して出塁した。続く打者の2球目に盗塁を決め、得点圏に進み、仲間の反撃を待った。
稲垣選手は、同じ球場で関商工が3年前に8点差を逆転して勝った試合を観戦しており、「諦めずに食らいつく姿」に魅せられて同校に入学した。野球部に入り1年から試合に出場してきたが、1年夏は2回戦、2年夏は準決勝で敗れた。
準決勝の壁破れず
打力を向上させて迎えた3年目だったが、準決勝の壁は厚かった。それでも、「誰一人逃げないチーム。下を向くことなく、心を一つに戦った」と仲間とともに、粘り強く戦った。
「高校の3年間は必ず力になる」。最後まであきらめない姿勢で、大学でも野球を続けていくと誓った。



