夏の高校野球広島大会(県高校野球連盟など主催)は26日、マツダスタジアムで準決勝計2試合が行われ、広島商と福山が決勝に進出した。公立勢による決勝は21年ぶり。広陵は大会4連覇を逃した。決勝は28日、同球場で行われる。
福山が終盤に逆転、呉を破る
福山は2点を追う六回一死満塁、岩本の犠飛で1点を返す。再び2点差とされた八回は、渡邉の適時打と西山のスクイズで同点にすると、岩本も右翼への適時打で続いて逆転に成功した。投げては來山、岩本の継投で相手打線を3安打に抑えた。呉は二回に相手の守備の乱れから先制し、六回と八回にも追加点を挙げたが、福山の追い上げを止められなかった。
広島商が古豪対決を制す
広島商は一回二死一、二塁、中島の中堅への適時打で先制。勝ち越しを許した直後の四回には、無死一、三塁で谷浦が左翼へ3点本塁打を放って逆転。その後は犠飛などもあり、この回5点を挙げた。先発の小池は四回以降立ち直り完投。広陵は2点を追う二回、藤崎の三塁打などで追いつき、三回には加藤の三塁打などでリードしたが、逆転されると要所を抑えられた。
呉・齊藤選手、守備で貢献
呉の3年・齊藤奏太選手は六回裏一死満塁のピンチで、右中間への打球を中堅から追いかけ捕球。すぐ内野へ返球し、飛び出していた一塁走者を刺して二重殺を完成させた。走力と打撃が持ち味だが、集中力が続かないのが課題だった。最後の夏を控えた3年になると責任感が芽生え、「後輩に目標となる背中を見せたい」と練習に励んだ。準決勝まで守備で貢献したが、打撃はふがいなさを感じた。「あと1点が取れなかった」と振り返る一方、充実感も口にした。
広陵・片寄投手、「1」の覚悟
広陵の先発・片寄翔伍投手(3年)は四回、広島商の谷浦選手に3点本塁打を浴び交代。「一番自信があるスライダーで打たれて、悔しかった」と振り返った。今夏初めてエースナンバー「1」を任され、「1番を背負うためには、一番練習しないといけない」と変化球やストレートの精度を上げるために投球練習を重ね、トレーニングは他の部員より2倍はするよう心がけてきた。広島大会では全試合に先発し、「仲間と試合ができて、毎試合楽しかった。やりきれた」と言い切る。今後は大学に進み、プロを目指す。



