智弁和歌山、接戦乗り越え夏の甲子園V…底力示し優勝
智弁和歌山、接戦乗り越え夏の甲子園V…底力示す

夏の甲子園決勝で、智弁和歌山が八回裏に逆転し、4―3で健大高崎(群馬)を破って優勝した。和歌山大会から僅差の勝負を繰り返してきたナインは、この夏、たくましく成長した姿を見せた。

接戦を制して掴んだ頂点

決勝では八回に逆転を許し、2―3とリードを奪われた場面もあった。しかし、智弁和歌山ナインは和歌山大会の5試合中3試合を2点差以内で制しており、終盤まで読めない試合展開を何度も乗り越えてきた経験があった。中谷仁監督が「(和歌山大会で)接戦慣れできた」と語るように、その経験が決勝の逆転劇につながった。

全国の舞台で磨かれた実力

実力は全国の舞台でも磨かれ続けた。初戦の社(兵庫)を1点差で破って勢いづくと、準決勝では156キロの速球をマークしていた織田翔希投手(3年)を擁する横浜(神奈川)に打ち勝った。大会中、和気匠太投手(3年)は「みんな負けるイメージがついていない」と言い切っていた。

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球場中が相手校の猛攻に沸く場面でも「まだ何かを起こしてくれる」と胸を躍らせてしまう。そんな底力を感じさせるチームだった。事実、決勝は八回裏に4―3と逆転。優勝を決めたナインが一斉にマウンドへ駆け寄り、天に向け指を突き上げる姿に、思わず目頭が熱くなった。

和歌山大会から試合を追い続け、いつの間にか彼らのファンになっていた。閉幕翌日から、甲子園で購入した智弁和歌山のユニホームストラップが、私のカバンの隅で揺れている。(岡本珠梨)

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