選抜準優勝の智弁学園、奈良大会3回戦で敗退 13残塁の拙攻響く
選抜準優勝智弁学園が奈良大会3回戦敗退 13残塁

第108回全国高校野球選手権奈良大会(奈良県高野連など主催)は20日、奈良県橿原市のさとやくスタジアムで3回戦3試合が行われ、今春の選抜大会準優勝の智弁学園が奈良大付に6対9で逆転負けを喫した。智弁学園は計13残塁と攻撃で精彩を欠き、夏の大会連勝は3でストップ。奈良大付は終盤の猛攻で勝利を収めた。

奈良大付、終盤に逆転

奈良大付は七回二死から堤のソロ本塁打で同点に追いつくと、八回には相手の失策を絡めて1点を勝ち越し。さらにスクイズと兼平の適時二塁打で計3点を加え、リードを広げた。投手陣は粘りの投球で智弁打線を封じ、逃げ切った。

智弁学園は序盤にリードを奪ったものの、五回以降は得点を奪えず。打線は13残塁と拙攻が目立ち、好機を生かせなかった。

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智弁・逢坂、涙の誓い

智弁学園の4番・逢坂悠誠選手(2年)は試合後、大粒の涙を流しながら「4番としてチームを勝たせる打撃が出来なかった」と悔しさをにじませた。この日は4打数3安打と好調だったが、八回の同点機に内野ゴロに倒れ、反撃の糸口をつかめなかった。

昨秋から4番を任された逢坂選手は「チームが勝つ打撃をする」を信条にバットを振り続けてきたが、ここぞの場面で結果を残せず「大きな後悔が残った」と振り返る。先輩たちの厳しい指導に感謝し、「いっしょに野球ができなくなるのが悲しい」と語った。今後は「無敗の智弁を作る」と、肩を震わせながら誓った。

郡山と生駒が勝利

郡山は高田との乱打戦を制した。4点を追う四回に大山の2点適時打などで反撃し、四、五回で計6点を返して逆転。八回には鈴木の2点本塁打で試合を決め、11対8で勝利した。

高田は一回、水原の先頭打者本塁打で勢いに乗ったが、リードを守りきれず。曽和真成選手(3年)は二回に適時二塁打を放ち、2点差に広げる活躍を見せた。曽和選手は「ストライクゾーンに入れば全部打つ」と決めて臨み、4球目の直球を左前にはじき返し、走者2人が生還。昨夏の大会ではふくらはぎをつり途中交代した悔しさから、坂道ダッシュやダンベルスクワットで下半身を鍛え、スタミナが向上した。久川漣太郎主将(3年)は「チャンスで打ってほしいと思うと打ってくれた。さすがだ」と称えた。

生駒は奈良高専に5対3で競り勝った。6盗塁を絡めた機動力を生かし、三回に三塁走者前田の本盗で先制。六回には井ノ上、一箭の連打で2得点を挙げ、九回には二塁打で出塁した谷口が足を絡めて本塁を踏み、だめ押しした。奈良高専は九回に沖田の三塁打などで1点を返し、2点差に迫ったが及ばなかった。

21日は3回戦2試合が行われる。

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