全国高校総体(インターハイ=読売新聞社共催)は27日、バドミントンの男女個人シングルスとダブルスの決勝が行われた。女子シングルスは倉敷中央(岡山)の渡辺柚乃(2年)が制し、春の選抜との2冠を達成。女子ダブルスはふたば未来学園(福島)の上野優寿(2年)、伴野碧唯(同)組が勝った。男子ダブルスは埼玉栄(埼玉)のペア対決を松本真優(2年)、萩原駿希(同)組が制し、シングルスでも優勝した萩原が個人2冠を達成した。女子サッカー、ソフトボールも競技が始まり、1回戦が行われた。
渡辺、空調の影響を克服
女子シングルス決勝の第2ゲーム中盤、渡辺は自身のスマッシュがコートから外れたのを見て目を丸くした。会場の空調の影響で、シャトルの落下点が感覚より遠く伸びると気付いたからだ。強打しづらい状況を悟られたのか、相手は果敢に前に出てきて、渡辺は失点を重ねた。しかし、焦りはなかった。「最終ゲームの糧にしよう」。たとえこのゲームを失っても、空気の流れを含めたコートの癖を知り、最後に笑うための戦略を練ることに注力した。
粘りのスタイルで逆転
迎えた第3ゲーム。渡辺はスマッシュの威力に頼らず、ラリーを続けて好機を待つスタイルに変更。抜群のフットワークと豊富なスタミナを生かし、粘り強く打ち合った。徐々に自らのペースに持ち込み、最後は足が止まった相手を突き放した。
2年生にして春の選抜との2冠を達成。U-24(24歳以下)日本代表にも飛び級で名を連ねるホープは、「(高校年代の大会は)負けられないという思いがあった」と語った。



