近畿地方を中心に開かれている全国高校総体(インターハイ=読売新聞社共催)が30日、兵庫県内でも開幕する。体操・新体操、登山、空手道、カヌーの4競技5種目が行われ、県内開催は2015年以来11年ぶりとなる。地元開催に胸を躍らせ、高みを目指す県勢の高校生たちを紹介する。
登山:進学校3校が出場
登山には、女子が長田(神戸市長田区)と神戸(同市灘区)、男子が神戸と姫路西(姫路市)の県立3校が出場。いずれも県内屈指の進学校として知られる。3泊4日の競技期間中に安全登山に必要な体力、歩行技術、テント設営などについて100点満点の減点法で競う。筆記試験も行われ、知力と体力が試される競技だ。
昨年のインターハイ女子団体で8位だった長田山岳部女子は、今年の県総体を制した。リーダーを務める3年高山美希選手(18)は、競技の一つである筆記試験を勝敗の鍵と見据え、過去問に徹底的に取り組んでいる。平日は学校近くの高取山、週末は摩耶山に登り、本番を想定して荷物を重くするなど調整を続ける。「家族同然の部員と力を合わせて昨年の記録を上回る」と意気込みながら、「競技を通して自然豊かな兵庫の魅力を全国に伝えたい」とも。
空手道:神港学園が32年ぶり出場
空手道では、神港学園(神戸市中央区)の男子が団体で県総体を制し、32年ぶりのインターハイ出場を決めた。
男子主将の3年早瀬虎太郎選手(18)は全国の強豪との合同練習を重ねてレベルアップを図っており、「技術で及ばない相手にも気持ちで負けないようにしたい」と上位進出を誓う。
地元出場枠で個人の「形」と「組手」に出場する女子主将の3年児玉彩音選手(17)は「地元開催で得た出場の機会への感謝を込めて戦いたい」と力を込める。
並々ならぬ気持ちを抱くのは選手だけではない。空手道は姫路市の県立武道館で行われ、同市出身の今津誠彌顧問(35)は「個人・団体ともに良い結果を残して地元に恩返しができれば」と選手たちに期待を寄せている。
女子新体操:大野楓葵選手が注目
女子新体操個人では、須磨ノ浦(神戸市須磨区)2年の大野楓葵選手(16)が注目される。
昨年のインターハイで3位、今年3月の全国高校選抜大会では準優勝した。7月上旬にはブルガリアでの国際大会にも出場し、経験を積んできた。大野選手は「プレッシャーもあるが、地元で演技できることを楽しみたい。応援を力に変え、自分らしい演技を最後までやり切りたい」と話した。
カヌー・体操競技
このほか、カヌーでは昨年のインターハイ男子カヤックフォアで準優勝した県立国際(芦屋市)が上位進出を狙う。体操競技では、尼崎市立尼崎が男女ともに県総体団体を制した勢いのままに、全国の強豪に挑む。



