テニスの全米オープン車いすの部は12日(日本時間13日)、ニューヨークのビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンターで男子シングルス決勝が行われ、20歳の小田凱人(東海理化)が1シーズンで4大大会をすべて制覇する「年間グランドスラム」の達成を逃した。決勝でアルフィー・ヒューエット(英)に0―6、6―7で敗れた。
男子史上初の快挙ならず
4大大会のうち、ウィンブルドン選手権で車いすの部のシングルスが創設されたのは2016年。それ以前から活躍していた国枝慎吾さんは4大大会で28度優勝したが、年間グランドスラムは達成していない。小田は男子史上初の快挙を狙ったが、来季以降に持ち越しとなった。
小田凱人の歩み
愛知県出身の小田は、小学3年の時に骨肉腫を発症。10歳で車いすテニスを始めた。17歳だった23年の全仏オープン車いす部門男子シングルスで4大大会最年少優勝記録を更新し、史上最年少で世界ランキング1位にもなった。
24年のパリ・パラリンピック男子シングルスで金メダルを獲得。25年には全米オープンで初優勝し、パラリンピックと4大大会をすべて制覇する「生涯ゴールデンスラム」を成し遂げていた。



